2006-01-01から1年間の記事一覧

からだのクセ 3

体を前後屈させる運動は呼吸器の働きに関係します。 この運動が中心となって身体動作が行なわれるタイブを前後型と呼びます。これにもふたつのタイプがあり、ひとつを5種、もうひとつを6種と呼んでいます。 5種というのは、呼吸器が丈夫で活発に働くタイプ。…

からだのクセ 2

また、消化器がよく働くタイブがあります。消化器は感情と関係があり、気分によって食欲が増したり減ったりします。 このタイプを「左右型」と呼んでいます。 このタイブは2種類あり、右肩が上がっているタイブと下がっているタイブがあります。 右肩上がり…

からだのクセ 1

今回から、からだが自然に行なっている運動の習性から自分自身を知る、さらには他人のことを知る手がかりになる知識を紹介しましょう。骨盤の動きが、開く閉じる、左右片側だけそれが起こる、上へ上がる、左右片側だけ上へ上がる、前へ動く、などなど細かく…

生命感覚を取り戻す 6

実は、利害や感情が絡むような、親子、夫婦、恋人、医者と患者などの関係において「生命感覚モード」になることはとても難しいのです。 特に、お互いに自我があり自分なりの価値観や考えが確立している場合、難しいです。 やはり、そこに力の差、年齢差、他…

生命感覚を取り戻す 5

先日、生まれたての赤ちゃんに愉気をする機会を得ました。 出産後のお母さんの体の調整を頼まれたついででした。僕にとって、生まれたての赤ちゃんに愉気をするのはこれでふたりめです。大人の、子供を産んだことのない男が、生まれたての赤ちゃんに触れられ…

生命感覚を取り戻す 4

生命感覚を取り戻す上では、心の習性というものを知っておく必要があります。心には、良いも悪いも、「はまる」という習性があります。「はまる」とは知らず知らずのうちに、そのことに、その行為に夢中になる、取りつかれるということです。 「依存症」とは…

生命感覚を取り戻す 3

以前、僕は薬を飲むことに反対でした。自分はもちろん、自分の家族やクライアントが薬を飲むことに反対でした。でも最近は、自分は薬は滅多に飲まないけれど他人については容認しています。 もちろん、病気の症状自体が体のバランスを回復する生命の働きなの…

生命の感覚を取り戻す 2

心の力を抜くというのは とても難しいことかもしれません。明日までにしなければならない仕事があるとか、それに加えて家事のことや子供の世話まで、特に女性は男性よりも忙しいのです。昔からのたとえに、「なべと女に休みはない」とまで言われる如く、常に…

生命の感覚を取り戻す

骨盤が歪むということは、生命の働きにどこか反する、あるいはずれた行為を意識がしているということです。生命の感覚というのは、とてもデリケートなもの。 ちょっとしたことでリズムが狂い体調を壊します。 しかしちょっとしたことで狂うということは、ち…

骨盤についてゆく

世間での、いわゆる「骨盤論」や「骨盤情報」は、骨盤の歪みが万病の元であり、それほ矯正すれば健康になる、というものです。しかし、野口整体、整体ヒーリングはそのような考え方ではないのです。では、何故骨盤のことを語るのか? それは、骨盤の「微妙な…

整体生活講座のご案内

ずっと書いてきた、心とからだの中心について、お話ししワークを行なう講座を開きます。やはり、僕はあなたの顔が見えないと、話がどんどん抽象的になりやすい。 でも、あなたの顔が見えれば、そしてあなたの気を感じれば、あなたの立場とニーズに合わせて話…

秋のからだ

秋になりました。 今年は、何か暑い日から急に寒くなったりと、気候が不安定ですね。このような陽気を乗り越えられる体とは 背骨の弾力がある体です。 背骨の弾力を自分で確かめるには しゃがんだり立ったりという動作がスムーズに出来ること。歩く動作にし…

関係性の中心

体と心の中心が定まっていると、相手を受け容れることが出来ます。 あるいは中心のある人と出会うと、「受け容れられた」という感覚があります。 ても「受け容れる」ということと「関係を持つ」ことは次元の違う話です。関係を持つということは、当然関わる…

意識の中心について2

意識の中心について、前回書きましたが、少しわかりづらかったかもしれません。要は、素のままのありのままの自分の姿は?その自分の住んでいる世界はどこですか?ということです。 頭での空想というものは自由に拡がりますが、それが現実の世界に反映される…

気の会のご案内

ワークのところでも紹介しましたが、2ヶ月に1度、活元運動と骨盤のインナーワークを指導する会を開いています。今度は 9月24日(日)am10:15〜12:30 会費 2000円 定員8名場所は三鷹近辺のコミュニティセンターを借りて行なっています。関心ある…

意識の中心

他人を意識すると、からだの中心はずれるのですから、意識は自分自身を常に見ている必要があります。平たく言えば、「今、ここ」に意識の中心があればよいのです。 今、家にいて主婦をしているのなら、そこがあなたの意識の中心です。 同時に仕事をもってい…

 からだの中心

今回から、少し「中心感覚」について書こうと思います。中心感覚という概念は、野口整体の後継者の代表格でもあられる岡島瑞徳先生が最初に提唱した概念ですが、その感覚が目覚めると心と体がとても安定して充実するのです。岡島先生その他の方々も、同様、…

 水難事故の原因は?

今年の夏は、何か水難事故が目立ちます。 もろろん、ニュースで報告されるから、よけいそのことが意識されるわけでしょうが。海水浴などで、波にさらわれるという事故は昔からありましたが、そうなる理由としては、自分の能力以上のことをしようとする、つま…

低潮と高潮

私の事ですが、どうも最近、体の動きがのろくなっています。 それに、動くということ自体億劫です。 整体で背骨を調整する際、患者さんの背中にまたがり中腰の姿勢をとるのですが、どうも構えが決まらない。夏バテもあるのかもしれないが、確かに呼吸が深く…

背骨に呼吸する

もうひとつ、みなさんにお勧めしたいワークがあります。それは背骨に息を吸うこと。ただそれだけです。寝た姿勢でも良いし、イスに座った姿勢でも良い。もし時間と場所を決めてやるなら正座の姿勢で行ってください。 背筋を伸ばした姿勢になることがポイント…

考える前に感じてみましょう

骨盤を整えると唱えながら、僕はあまり骨盤を矯正したことはありません。 ではどのようなときに矯正するのか、というと「骨盤」が「いのち」が「自分ではどうしようもないから何とかして」と訴えている「感じ」がするときです。 この「感性」で体を観ていく…

夏の過ごし方

暑い季節になりました。 夏は排泄の季節です。汗とともに体にたまった毒素が排泄されてゆきます。体の古傷も6月から8月にかけて出てきやすくなります。この時期、食欲は減りますが、排泄モードになっているときは食欲は減るのが自然なので無理に食べる必要は…

 色紙を使った手当て

色というのは私たちの日常にありながら、その効果をあまり意識してません。でも、服の色を選ぶときなど何気なく気分で選んだりしている。 ということは、よくわからないけれど色によって気分を引き立たせたり変えたりしてるのかもしれません。僕は以前、「色…

葛藤を大切にしよう2

病気なんて誰もなりたいとは想わない。でも生活習慣などで結果的に病気になるようなことをしてしまっている。また、この人とは仲良くしたいと思いながらも、相手の悪い処ばかりが目に付き、それを指摘するためにいつもけんかになってしまう。 このように、私…

葛藤を大切にしよう

前の「心の悩みは整体で、体の悩みはセラピーで」のところで、感じ方を変えるということを書きました。しかし、後になって随分と難しい注文を読者にしてしまったなぁと反省しています。 実際、自分の感じ方を変えるなんて簡単に出来ることではありません。そ…

プロセスワークって何?

ここで私が整体と共に用いているプロセスワークについて少し説明しましょう。プロセスワークとは、ユング派分析家アーノルドミンデルという人が約30年前に開発した新しいセラピーです。 ユング心理学に加え、仏教やシャーマニズムなどの霊的伝統の知恵や技法…

パソコンから来る心の疲れ

パソコンに向かうという姿勢は、大方イスに座っています。 イスに座る姿勢は頭を使うことには適しています。 しかしその姿勢ばかりしていると、血が頭に昇って下半身のめぐりは悪くなります。 足のむくみなどもその影響から来ることもあります。 なので、休…

パソコンから来る目の疲れ

最近の人はパソコンに向かうことが多く、目と神経が疲れています。 目が疲れたとき、目薬も良いでしょうか、肩や首の凝り、頭の疲れはとれないこともあります。 そこで、簡単な調整法を紹介しましょう。 目が疲れたときは、肩をよく回し、肩甲骨の周りをほぐ…

体の内観 骨盤のワーク 症状のワークワークの解説 活元運動のすすめ背骨に呼吸する

自然の流れに従う 生物としての本能 生物としての機能の働き