生命感覚を取り戻す 6

実は、利害や感情が絡むような、親子、夫婦、恋人、医者と患者などの関係において「生命感覚モード」になることはとても難しいのです。
特に、お互いに自我があり自分なりの価値観や考えが確立している場合、難しいです。


やはり、そこに力の差、年齢差、他の動物、植物とのほうが、この感覚に戻りやすいかもしれません。
とはいえ、僕は、動物や植物など「言葉を持たない、意志が伝わりにくい生き物」は苦手なのです。
なので、「知的障害」は苦手です。

このような苦手意識が働いたときは、心を静めることは難しい。


でも僕は、利害の関係は平気なのです。
価値観の相違は、その場ではわかりづらいのでじゃまにはならない。
会った瞬間、好めないような相性の合わない人はダメです。


だから、生命感覚を頼りに他人に愉気をしたり整体することは、仕事として行なうには難しい面もあります。
でも私は、そこを克服したいという意識があり、常に苦手なことにチャレンジしている日常なのです。
これは私の性であり、個人的課題です。


みなさんが私の真似をする必要はありません。


でも、母と子、特に生まれたての赤ちゃんに愉気をすることは、トレーニングとして最適です。泣かれることが邪魔にならないなら。