歩く整体

 先日、仲間うちの勉強会で「歩くワーク」を行いました。
歩いているときの自分が無意識的にやっているクセ、あるいは歩くことと関係の無いようなしぐさに気づきます。
そして、それを強めるように歩くのです。

例えば、足を引きずってあるいているようなら、もっと引きずることをリアルに強調して歩くのです。


その動きをずっと続けてゆくと、しばらくして動きが自然と変化してきます。
動きを意識して変えてはならない。反対に動きを変えないと言うのでもない。
動きが自然に変化するのに任せます。

このようにして歩くことを10分くらい続けてみてください。
体の余分な緊張がほぐれ、背筋が伸び、呼吸が深くなります。


なぜこのようなことが起こるのか?
歩くときのクセやしぐさには、体の要求や無意識の心理的要求が現れているのです。
それを促してしまうと、どこかで満たされてしまうのです。
満たされると、もはや体はそのしぐさは不要となりますから、自然とやめるのです。
やめると次に違うしぐさが出てくることもある。
それも体や無意識の要求です。
それをそのまま促していくと、満たされれば自然とやめます。

このようなことがしばらく起こって、段々と体が整う。
つまりニュートラルな状態になるのです。