からだのクセ 4

人間には、闘争本能があります。
精神的な人は、人と争うことが嫌いだし、僕も嫌いなのですが、僕の中にもやはりあります。
この闘争本能を嫌うと、そのエネルギーが身体症状になったり、関係性で自分のことを攻撃してくる人と会ったりします。闘争本能は、身体を捻るという運動になり、筋肉運動と関係ありますから、女性ならダンス、男性なら武術などで、このエネルギーを燃焼させることも大切です。


ところで、この闘争本能がベースとなっているタイプがあります。
このタイプを捻れ型と呼んでいます。

このタイプにも2種類ありますが、ひとつは敵やライバルなど外に戦う相手を見つけて戦って行くタイプ。武術家や格闘家がまさにそれですが、彼らは緊迫した紛争のさなかに身を置く事で力が発揮されます。


もうひとつは、内的戦いを挑むタイブ。過去の自分とかもう一人の自分と戦うというような修行を好むタイプです。
やはり緊迫した状況で力が発揮される。

どちらのタイプも、固い印象を与え、筋肉質で腰が太い。声も低く太い声を出します。そして決断力、意志力が強い。
身体的には腎臓系統と関係し、戦うことを自ら否定したり他者から否定されると腎臓を壊したりします。腰痛にもなりやすい。あるいは、戦わなくてはいけない時に、決断しなくてはいけない時に妥協してしまうと腰が鈍くなり、優柔不断になります。

彼らももちろん平和を望みますが、平和で暖かい、愛に満ちたやさしい環境では彼らの才能は伸びないのです。

精神世界を好む女性は特に戦うことを嫌いますが、自分のパートナーや子供が捻れ型だったら、混乱のさなかに送り出してあげることが愛です。
また、彼のライバルとしてたちはだかることが愛です。