症状のインナーワーク

 今抱えている身体症状にも、この方法は役立ちます。

たとえ、痛みや違和感があっても、決して治そうとはせず「この痛みは私に何を語りかけているんだろう?」と冷静になって体の中を感じてください。しかし、治療が不要だと語ろうとしているのではありません。私は治療するとき、この人のこの症状は何を語ろうとしているんだろう?と感じながら整体をしているんです。


むしろ、治そうとしないほうが治ることに結果的につながる、ということをみなさんにも実感として知って戴きたくて、この方法を紹介しているんです。
なぜかというと、症状そのものが体と心のバランスを取ろうとしているからです。
その「自然の働き」を邪魔しないで治してゆくほうが、長い目で見て心はやさしく強くなれ、体はより丈夫になるのです。


症状に対する方法も基本的には同じです。


症状をむしろ心から迎え入れ体験を深めるつもりで、じっくりとその症状を感じ、そこから起こる動きに身を委ね、聴こえてくる音を聴き、色を眺め、空想します。


しかし、いきなり症状に取り組むのはやはり心の準備が必要でしょう。
なぜかというと、やはり心に抵抗や恐怖感が生じるかもしれないからです。
その抵抗と恐れを抱く事なく、いきなりそこにチャレンジ出来る方にはとても敬意を表します。

でも、まずは健康法と瞑想のレッスンのつもりで、体の要である骨盤からやってみることをお勧めします。


そして、症状についてはやはり私の指導、誘導のもとにやられることをお勧めします。