生理不順と生理痛の対策 怠けること、楽しむこと
生理不順というのは、体に起こるべきはずの自然現象が起こらないわけですから、体を自然な状態に戻すことが解決のポイントです。
あなたの日常生活のレベルで見ると、おそらく常に頭が、気持ちが緊張していて、つまりいつも「生産向上」のモードにあって、休むとか怠けるというのが許せない人に多く現れます。生理痛も、生活と心における状況は似てますが、違うところは体の緊張部位です。
生理不順が頭だとすれば、生理痛は腰なのです。
ところで大概の方は、生理が起こらないことに関してはさほど困った訴えはしません。
それは、単に起こるべきものが起こらないだけで、不快なわけではないから。
これに対し、生理痛は毎月不快感に襲われるわけですから、みなさんこちらのほうはなんとかしたがります。
でも、体の自然からすれば、生理痛のほうが自然なのです。
ただ、腰に捻れの緊張があってそれが常に弛まないために、生理で骨盤が拡がろうとするときに力の拮抗が起こって痛みが生ずるわけです。
しかし共に、そこに緊張があることは共通しています。
ですから、頭と腰を弛めることがポイントです。
それは、一言で言うなら、怠けること、だらけることなのです。
常に、そうありなさいと言うのではなく、時折そういうモードになることが出来ると体に負担はかかりません。
もう一つのポイントは、楽しむこと。
頭と気持ちの緊張が弛まない人というのは、今を楽しんでおらず、結果を出そうと力み、結果が出せたらその達成感で弛むという在り方をしています。
これは一般に、男性の行動パターンなのです。
男性は身体構造上それでも良いし、そういう在り方をしたほうが力が発揮できる人が多いのです。
しかし男性でも、そういう在り方ではやがて体は故障します。
女性においては、身体構造がそういう在り方に本来向かないように出来ています。
女性の体は、先の結果よりも今を楽しむことによって力が発揮されるように出来ているのです。