梅雨時の体の調整

 梅雨時はうっとうしい季節です。

湿気で呼吸の働きが制限され、また少し汗をかき始める季節です。

この時節、まずは汗をかいた後、体を冷やさぬようにしましょう。特に風に当たる事、後ろからの風に気をつけましょう。


汗をかいた後、風にあたってしまうと汗をひっこめることになります。
汗によって体の塩分、水分の調整が行われるわけですが、それが途中でストップされます。
すると、腎機能が狂います。腎臓の拡張収縮、体のねじり運動が十分行われず、腰椎3番、胸椎10番の周りの筋肉がたるみます。


ですから時々、体を捻る体操を行うと良いでしょう。


それから、呼吸器の制限に対しては、坐骨(おしりの付け根の固いところ)を上へ押し上げるようにして、大腿部(太もも)の裏の筋肉をよく伸ばすこと。
膝を伸ばし、やや前かがみの姿勢になります。



そして、体の前(額、鼻、唇、喉、鎖骨、肋骨、恥骨、膝‥)の感覚を後ろへスライドさせるのです。つまり体の前にあるものが背中と重なり合うような感覚になります。
立った姿勢でこれを行うと、自然と体が後ろへ仰け反ります。